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2019/07/01

2019年7月1日の日経概況

2019年7月1日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前営業日比454円05銭(2.13%)高の2万1729円97銭で終えました。
G20にむけてかけていた期待がほぼそのまま顕在化しました。
米国と中国の貿易摩擦は一時休戦で関税第4弾は中止、
ファーウェイへの制裁も一部解禁で、部品、中国関連銘柄に強い買いが入りました。
これからはこの上昇の継続性を見極める時で、しばらくは上昇目線でいきます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は反発と続伸となりました。
ダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発して、
前営業日比73ドル38セント(0.3%)高の2万6599ドル96セント、
ナスダック総合株価指数は3日続伸して
前営業日比38.485ポイント(0.5%)高の8006.244で取引を終えました。

土曜日に予定されていた米中首脳会談への期待が
4日ぶりの反発を演出しました。
27日にはFRBが金融大手の資本計画を承認した他、
個人消費支出の4月分が上方修正されるなど

景気関連でも支えになる要因が発表され
投資家心理はリスクオンに傾斜するような流れになってきました。

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【日本市場の動向】
日本市場はどんよりしていた雰囲気が週末の間に一転しました。
米中会談は市場の期待通り、貿易摩擦で休戦、
ファーウェイへの制裁も一部解禁されることによって
上げ幅は令和に入って最大を記録するところまで伸びました。

上昇銘柄が2000を超えるほぼ全面高の様子で
ファーウェイとの取引があり、厳しい動きになっていた
村田製作所が大きく戻しました。

海運業、金属製品、電機機器などの景気敏感銘柄に大きく買いが入り、
業種は33業種すべて上昇しました。
上昇幅は小売、食料品、水産などの内需系が相対的に小さく推移しました。

商いは3日連続で2兆円を超え、
東証1部の売買代金は概算でで2兆2028億円、
売買高は12億244万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は2010、
値下がりは108、変わらずは30でした。

日経の日足は短い上ヒゲを持つ陽線を形成しました。
前日の実体から大きく上放れしてスタートし、
そのまま上昇する陽線になったのでギャップ空け、
同時に一目均衡表上の下雲も1日で上に抜けてきました。

安値の位置がちょうど先行スパン2にあるので、
明日も本日の高値を超えて上昇するなら
雲は抵抗から支えに変わります。

本日の大きな上昇を反映して26日先には雲まで薄くなるので、
支えになりやすく、変化日が近いうちに出現します。
節目の21,500円も一回で超えてきたので、
22,000円を目指しますが、この価格帯では戻り待ちも多く
21,900前後では一回抵抗にあう可能性が高いでしょう。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

週末のG20では期待通りの結果が出てくれました。
先週末は「G20への期待をすでに織り込み始めた」との解説をしましたが
それでも本日ほど大きく反応したのは、
北朝鮮との会談など、予想外のプレゼントもあったことに加えて、
確固たるプラス材料の存在が欲しかったというもあるでしょう。

節目の21,500円、一目均衡表の雲も一気に上抜きするなど
強さが目立つ動きでしたが、本日が強くなるというのは想定の範囲内で、
課題はどこまで強さを保てるかという持続性です。

また一時休戦なのでまたいつマイナスになるニュースが
飛び出してもおかしくありません。
商いが2兆円を少し超えるくらいしかならなかったのは
その心理を反映しているものです。

それでも今週は上昇目線で、調整を挟みながら22,000円を目指すと考えてください。
不安と波乱を含んだ半導体系および精密機器、電気機器・部品系が
しばらく強気なので注目、
先週から注目するように解説していた市況関連銘柄にも継続して注目です。

ただし、週末は雇用統計の発表とともに4日の独立記念日から
連休につなげるトレーダーが多くなることを想定すると
外国人不在で波乱含みになりますので注意が必要です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,729.97 +454.05(2.13%)
ドル・円
108.24 – 108.25 +0.61(0.56%)
ユーロ・円
122.65 – 122.69 +0.09(0.07%) 
NYダウ(ドル) 
26,599.96 +73.38(0.27%)

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