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2019/07/03

2019年7月3日の日経概況

2019年7月3日の東京株式市場は3営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比116円11銭(0.53%)安の2万1638円16銭で終えました。
米国市場は再び上昇してダウ指数が史上最高値以来の高値を形成しましたが、
日本市場は短期の利益確定と円高の影響で反落しました。
金融緩和による円高が進むことで内需系の銘柄が注目されましたが、
様子見が強くなる明日以降も物色され、金曜日は早速利益確定が出ることが予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は続伸となりました。
ダウ工業株30種平均は3日続伸して、
前営業日比69ドル25セント(0.3%)高の2万6786ドル68セント、
ナスダック総合株価指数は5日続伸して
前営業日比17.929ポイント(0.2%)高の8109.092で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は2018年10月3日以来の高値を記録、
ナスダック総合株価指数は2019年5月以来の高値を記録しました。
FRBの利下げ観測に続いて、

金融緩和に前向きなフランスのラガルドIMF専務理事が
ECB総裁として指名されたことが金融緩和への期待を膨らませ
市場を続伸に導きました。

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【日本市場の動向】
日本市場は2日に渡る上昇に対する短期の利益確定が出て
3日ぶりの反落となりました。
世界の中央銀行が金融緩和に向かうとの観測で
米国の長期金利が低下、日米の金利差が縮小するとの思惑から
円買いがすすみました。

為替市場は円高が進んで輸出関連・景気敏感銘柄に売りが出ました。
一方、円高の際に注目されやすい水産・農林業、小売業、
食料品などの内需系には買いが入りました。

商いは2日連続で2兆円を割り込み、
東証1部の売買代金は概算で1兆9222億円、
売買高は10億890万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1067、
値上がりは995、変わらずは87銘柄でした。

日経の日足は長めの下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
高値と安値を切り下げて形でも明確な下落、
ただし、安値では下雲の上辺で止まり、
支えになりそうな流れを作りました。

ここですぐ反転するとは限らないですが、
下げてきたら今度は75日線が支えに入るので、
現在の先行スパン2と75日線の間で上に切り返す可能性は高くなっています。

前日は「RSIが70を超えて80に近くので短期の過熱感が意識されますが、
悪材料がない限りは一回利益確定が出た後は
再び買いが入ることで上昇を続ける流れです。」と解説、
早速短期の過熱感を解消する動きになってきたので、
期待しながら次の飛躍を待ちましょう。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は「今回発表された日銀短観では、大企業製造業の想定為替レートが
1ドル=109円台になっています。
106円台まで進むなど直近の円高傾向から考えると、
企業業績改善への期待がかかりにくいのが現状です。」と解説、
円高リスクを意識する必要があることを説明しました。

本日は早速円高リスクが顕在化しました。
上昇した8業種の半分以上は内需型ですが、
週末まで再び内需が次のトレンドまでの繋ぎを担いそうです。

週末の雇用統計を考えると変動性の高い
輸出関連、素材系には手を出しづらく、
内需の方が短期的に仕掛けやすいと思うのが良いでしょう。

また「木曜日を過ぎると利益確定が出るので
金曜日の午前中に波乱含みになっても怖がる必要はありません。」とも説明しましたが、
木曜日に行く前にすでに利益確定が出ました。
明日はさらに商いが少なくなって様子見が広がる可能性が高いので
今週は静かに過ごすか、材料の出た銘柄を短期で勝負する
短期志向の方がよい戦略と言えます。

業種としては回復の色が濃くなってきた
電気・ガス業に注目しています。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,638.16 -116.11(-0.53%)
ドル・円
107.72 – 107.73 -0.54(-0.49%)
ユーロ・円
121.45 – 121.49 -0.76(-0.62%) 
NYダウ(ドル) 
26,786.68 +69.25(0.25%)

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