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2019年7月25日の日経概況

2019年7月25日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前営業日比46円98銭(0.22%)高の2万1756円55銭でした。
5月7日以来、2カ月半ぶり高値を記録しました。
米国市場で半導体・ハイテク関連の銘柄が好調な業績を発表、
ナスダックが最高値を更新する中、日本市場にもその流れが引き継がれました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して、
前営業日比79ドル22セント(0.3%)安の2万7269ドル97セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比70.097ポイント(0.8%)高の8321.500で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は1週間ぶりに
過去最高値を更新しました。
主な材料があるわけではなく、決算発表によって
大きく売られた銘柄がダウ全体を引き下げる動きでした。

日本市場同様、半導体関連銘柄に買いが進むことで
ナスダック指数は上昇、S&P500種株価指数も3日続伸、
7月15日以来、1週ぶりに過去最高値を更新しました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の材料を引き継ぎ、
買いが先行してスタートしました。
前日のダウは下落しましたが、ナスダックが最高値を更新、
日本市場も半導体関連、ハイテク関連に買いが進みました。

決算相場の様子を反映して、
業績の好調な銘柄はもちろん、減益でも市場予想を上回った
アドテストのような銘柄にも買いが進み、
節目の21,700円をしっかり上回りました。

中貿易摩擦問題に
ポジティブ材料が出て上昇した米国市場の流れを引き継ぎ、
上昇してスタートしました。

外部環境が改善したことを受け
輸出関連銘柄、特に自動車セクターに強い買いが入ると同時に
前日から注目するように解説した半導体関連にも
強い動きが見られました。

半導体、ハイテク関連は前日に引き続き上昇、
金属製品、化学、ゴム製品などの素材系も
前日の戦略で解説した通り、上昇してきました。

一方、医薬品、食料品などの内需は
厳しい動きが続きました。

商いは5営業日続けて2兆円を下回りました。
東証1部の売買代金は概算で1兆8239億円、
売買高は9億8670万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1404、
値下がりは642、変わらずは104でした。

日経の日足は上ヒゲを持つ短陽線を形成しました。
高値ではボリンジャーバンドの+2σが意識され
ヒゲを残しながら引けましたが、
21,700円を安値でも割らなかったことが
投資家心理の改善につながります。

テクニカル的には強気継続ですが、
明日は週末の金曜日、
今週の好調な動きを受けて、午前中は利益確定が出て、
午後から再び仕込みが入る動きが予想されます。

明日も上昇することにより
5/7と5/8にあけたギャップを埋めることになり、
来週以降はさらに強い動きが出ることも予想されます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は「半導体と共に注目するように説明した
素材系にも決算の結果と共に強い風が吹く可能性が高いので、
引き続き注目セクターとしてフォローし続けます。」と解説、

本日の相場はほぼその通りの動きになりました。
戦略的には短期の利益確定といいましたので、
金曜日の明日は一回利益確定が出るのが普通ですので、
中期的に持っていきたい場合は
一回の下げはぐっとこらえる必要があります。

一方、内需は空売りの買い戻しにより一見上昇するように
錯覚させることもあるので、
トレンド転換とともに、来週もその高値を抜けてくると
仕掛けるように考えましょう。

決算発表が続いているので
決して急ぐ場面ではありません。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,756.55 +46.98(0.22%)

ドル・円
  108.05 – 108.06 +0.02(0.01%)

ユーロ・円
  120.38 – 120.42 +0.05(0.04%)
NY(ドル)
  27,269.97 -79.22(-0.28%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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