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2019/08/02

2019年8月2日の日経概況

2019年8月2日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比453円83銭(2.11%)安の2万1087円16銭でした。
貿易摩擦関連で追加関税のツイッターが出たことを材料に
米国市場が下落、為替市場で2円の円高が発生するなど
ダブルパンチになった日本市場は一時580円安まで下げる場面がありました。
21,000円の節目は回復して終わりましたが、
波乱要素は解消されてないので、来週も波乱含みの展開になることが予想されます。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は大きく3日続落しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に3日続落して、
前営業日比280ドル85セント(1.0%)安の2万6583ドル42セント、
ナスダック総合株価指数は4日続落して
前営業日比64.298ポイント(0.8%)安の8111.121で取引を終えました。

米国市場は意表をつく材料で揺らぎました。
貿易摩擦の懸念が後退したと油断していたところ、
トランプ氏が「3000億ドルの中国製品に
9月1日から10%の追加関税を課す」とツイッターに投稿したことで
幅広い銘柄に売りが出ました。

リスク資産を安全資産に移す動きで債券が買われ、
長期金利が低下、金融銘柄にも売りが波及したことで
中国関連銘柄以外にも厳しい動きが見られました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場を揺るがした悪材料に加えて、
為替市場の急激な円高も受けるダブルパンチで
下げ幅を拡大させました。

貿易摩擦の懸念が再び深化したことで
米国市場が幅広い銘柄で売られ、
為替市場ではリスク回避の動きで円が買われ、
一気に2円高まで進みました。

中国関連銘柄に加えて、新たに追加関税の対象になる
スマホ部品、ノートパソコンの部品を製造する
景気敏感銘柄に売りが波及しました。

結果的には33のすべての業種が下落、
鉄鋼、非鉄金属、機械などの素材系に加えて、
自動車などの完成品・輸出関連も厳しく売られました。

売りが膨らみ商いは約2カ月ぶりの高水準を記録、
東証1部の売買代金は概算で2兆8250億円、
売買高は15億4404万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1994、
値上がりは129、変わらずは26でした。

日経の日足は下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
前日の日足から大きく下離れしてスタート、
そのまま下落するギャップを形成、
安値では21,000円の節目まで割り込み、
心理が大きく崩れたことを示しています。

7/18の安値までは安値の切り上げが続いてきましたが、
小幅ではあるけど、
本日の安値で切り下げたことになります。

21,000円を一時的に割り込んだので、こちらから反転してくれるか、
それともさらに割り込み、下げが加速するかが
来週は確認ポイントになります。

週足は先週の高値と安値を切り下げながら陰線を形成、
終値で26週移動平均線も割り込みました。
6/21の安値20,924円、来週はこの線を囲んでの
攻防が予想されます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

トランプ氏が割と静かだと思っていたら
油断も隙も無いとはこのことですね。
ツイッター爆弾が炸裂、日本のみならずアジア全般など
世界が影響を受けました。

おかげさまで、本日の雇用統計は
“経済指標の王様”にふさわしくないほど、関心が向かなくなりました。
今週、ポジティブになると目論んでいたことはことごとく
ネガティブに転換しました。

FOMCの結果が米国市場の売りを誘い、
続いて貿易摩擦懸念の再燃、
来週も波乱含みの展開が予想されます。

貿易摩擦は再び米国と中国の縄引きが始まり、
波乱材料を継続して噴出することになる上に、
日本は国内で韓国のホワイトリスト除外など対立激化という
リスクを背負っていくことになります。

その中で、来週は内需を多く含む決算のピークが続きます。
為替が激しく変動しながら景気敏感株、中国関連などが
影響されやすいので、
今週までは警戒を強めていた内需、その中でも決算がしっかりしているものは
買われやすくなるので、内需・ディフェンシブを中心に物色が進む
1週間になりそうです。

もちろん、貿易摩擦関連で劇的に改善するような材料が出る場合、話は別ですが、
その場合でも上振れリスクというのは
常に存在することになるので、波乱の多い1週間になりそうです。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,087.16 -453.83(-2.11%)
ドル・円
  106.88 – 106.89 -2.26(-2.07%)
ユーロ・円
  118.53 – 118.58 -1.88(-1.56%)
NY(ドル)
  26,583.42 -280.85(-1.04%)

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