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2019/08/29

2019年8月29日の日経概況

2019年8月29日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比18円49銭(0.09%)安の2万0460円93銭でした。
8月入って大きく下げた銘柄への押し目買いと、
逆イールドの緩和を受けて米国市場が上昇しましたが、
日本は貿易摩擦関連で新たな好材料がないこと、
ブレグジットを巡っての不透明さが増したことなどが上値を抑え、
小幅の動きに終始しました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比258ドル20セント(1.0%)高の2万6036ドル10セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比29.936ポイント(0.4%)高の7856.882で取引を終えました。

前日まで下げがきつかった業種に買い戻しが入り、
貿易摩擦関連で追加の悪材料が出てないことが
乱高下の中で一休み入れていく流れにつながりました。

8月に入ってからの下げ幅が1,000ドルを超えていることに対して
押し目買いが入ったのが一つの要因で、
前日まで深まっていた逆イールドが緩和されたことが好感されました。

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【日本市場の動向】

日本市場は前日に引き続き、
方向感のない展開になりました。
米国市場の上昇を好感して買いが先行、
高く寄り付きましたが、寄り付き付近が本日の高値で、
その後は下げる動きに変わりました。

貿易摩擦関連で新たな好材料がないこと、
ブレグジット関連では「合意なき離脱」の可能性が高まるなど
リスク要因が散見されることでマイナス幅を広げましたが
午後はアジア株が堅調に維持したことを好感して
マイナス幅を縮小させながら取引を終えました。

リスク要因を回避して景気の影響を受けにくい
内需系が買われ、精密機器、情報・通信業などの
ハイテク関連に売りが広がりました。

商いは12営業日連続で2兆円を下回りました。
東証1部の売買代金は概算で1兆6651億円、
売買高は9億9116万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1112、
値上がりは919、変わらずは109でした。

日経の日足は長い下ひげと、短い上ひげを持つ
短陰線で、ハンマーの形を形成しました。
上値が20,500円を意識して抵抗にあっているのが見えます。

この3日間の動きは典型的な持ち合いの流れで
上か下、振れる方向に動き出すのがパターンです。
終値が転換線に支えられる動きが変わってないので、
こちらを下に抜けると下に動き出すことを示しています。

前日説明した「特別な材料がない限りは
方向感を持たず、横ばいと乱高下を繰り返す
動きがかわらなさそうです。」から見方は変わりません。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日はマザーズ市場が年初来高値に近づいており、
割安感が出てきたので、物色を始めてもいいと解説しました。
本日は下げ幅を拡大させて年初来高値をついに更新してしまったので、
チャンス幅はさらに広がりました。
ただし、前日も言った通り、銘柄の選別がさらに重要になります。

先週からのパターンは午前中下げ、午後買い戻しが主流ですが、
本日もその動きが続き、前引けは101円安、後場で18円安まで
戻して終わっています。

底値が固い分、上に振れる余地も残っていますが、
明日は方向感のない様子見ムードがより強まる要素が待っています。
週末という日柄的な要因に加えて、
週明けの9月1日から第4弾追加関税が発動されます。

決してプラス要因ではない上に、
トランプ氏がまた違う爆弾を仕掛けてきそうなタイミングでもあるので
積極的にポジションを作るのは難しいタイミングではあります。

第4弾追加関税が発動されそれに対する反応が市場に反映されるなど
方向感が出るまでにはしばらく時間がかかりそうです。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
20,460.93 -18.49(-0.09%)
ドル・円
106.27 – 106.28 +0.54(0.51%)
ユーロ・円
117.68 – 117.72 +0.40(0.34%)
ユーロ・ドル
1.1073 – 1.1076 -0.0019(-0.17%)
NYダウ工業株30種(ドル)
26,036.10 +258.20(1.00%)
S&P500種
2,887.94 +18.78(0.65%)
ナスダック
7,856.882 +29.936(0.38%)

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