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2019/05/09

2019年5月9日の日経概況

2019年5月9日の東京株式市場は大幅に4日続落しました。
終値は前営業日比200円46銭(0.93%)安の2万1402円13銭で終えました。
米中貿易摩擦が何らかの形で合意に至る可能性に期待して、
ダウ指数はわずかな上昇で引けましたが、中国側を非難するツイッターがきっかけで
日本市場は厳しい動きが続きました。
国内問題も深刻さを増す中、日本市場は今週末まで厳しい動きになりそうです。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は3日ぶりに小幅に反発と続落、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は3日ぶりに小幅に反発して、
前営業日比2ドル24セント(0.00%)高の2万5967ドル33セント、
ナスダック総合株価指数は3日続落して
前営業日比20.437ポイント(0.3%)安の7943.319で取引を終えました。

ダウの変動幅が市場心理を表しています。
米中の協議が合意に至るとの期待から
150ドルあまり上昇する場面もありましたが、
やはり不安が残り上昇幅をほぼすべて決して引けました。

ナスダックの方は景気をリードするハイテク関連の銘柄に
売りがでることで厳しい動きが続き
4月9日以来の安値を記録しました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場のダウ指数が下げ止まったにも関わらず、
下げでスタートしました。
米国が下げ止まりの様子を見せたことで
ある程度の安心感があるかと判断されやすいですが、
トランプ氏が「中国が約束をやぶったから」を
追加関税の理由としてツイッターしたことで投資家心理はさらに悪化しました。

さらに、米国とイランの対立が深化して、
地政学的リスクが意識されたことも
資金のシフトを促し、まともな反発を見せることなく下落して引けました。

今週に入って注目するようにアドバイスしている
その他金融業、保険業などの金融銘柄が引き続き強い動きになり
原油先物の上昇に伴い石油・石炭製品業種にも買いが入りました。

一方、自動車、鉄鋼など輸出・中国関連の
業種には売りが続きました。

東証1部の売買代金はで2兆8655億円、
売買高は16億8963万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1819、
値上がりは282、変わらずは39銘柄でした。

日経の日足はテクニカル的に意識されるポイントで
一回止まりをみせました。
前日同様、終値から下離れしてスタート、
そのまま下落して実体が離れるギャップ明けの陰線を形成しました。
前日は「さらに下がると先行スパーン1と75日線が重なっているところが
支えになるポイントですが、ここで止まってくれるか、
確認して次の戦略に入れる必要がありそうです。」と解説、
止まるところは気にするポイントそのままでした。

ただし、ここが下げ止まりと判断できる根拠は
なにもないことに注意してください。
明日も本日の安値を切り下げて下げを続けることも十分ありえます。
週末を迎える明日の動きまで確認する必要があります。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
世界の市場を揺さぶっているのは
トランプ氏のツイッター。
先行き不透明感で不安を隠せない市場に対して
“中国が約束をやぶった”とさらに追い打ちを仕掛けてきました。

それに対してもちろん日本市場は下げで反応。
ハンセン指数は2%近い下げ、上海総合指数も1.3%を超える下げなど、
中国市場はより激しい反応を見せています。

海外ばかりに要因を探しがちですが、
国内では溢れるお金が流れ込んでいた不動産業界で
再び大きな問題が7日に発覚、
“アルヒ、「フラット35」の審査厳格に 不正利用疑いで”
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44480980X00C19A5EE9000/)
不動産、建設全体が沈没寸前まで追い込まれました。

スルガ銀行やTATERUの審査書類改ざん、
レオパレス21の施工不良など
まだ記憶にも新しい不正問題で令和に入ってから800円を超える下落幅に
追い打ちをかけています。

明日まで、今週立てた戦略は固く守りましょう。
ただし、市場の資金が流れ混んでいた金融関連には
週末を前にした利益確定の売りが午前中に出ます。
頭の片隅に入れておいてください。

その他、輸出、中国関連には引き続き警戒が必要でしょう。
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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,402.13 -200.46(-0.93%)
ドル・円
109.93 – 109.94 -0.20(-0.18%)
ユーロ・円
123.00 – 123.04 -0.40(-0.32%) 
NYダウ(ドル) 
25,967.33 +2.24(0.00%)

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