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2019/10/23

2019年10月23日の日経概況

2019年10月23日の東京株式市場は3営業日続伸しました。
終値は前営業日比76円48銭(0.34%)高の2万2625円38銭でした。
本日の上昇で3営業日連続の年初来高値更新、
2018年10月18日、1年ぶりの高値を記録しました。
米国市場は業績への懸念で小幅の下落、日本市場は業績への期待から上昇スタート
反対の動きになりました。
下落幅を広げる場面もありましたが、強く戻してプラスに浮上して引けるなど
迷いが生じる相場は当分続きそうです。

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【米国市場の動向】

米国市場は休日の間に上昇、前日は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比39ドル54セント(0.1%)安の2万6788ドル10セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比58.692ポイント(0.7%)安の8104.295で取引を終えました。

業績発表相場が続きました。
マクドナルドの業績(EPS)が市場予想に届かなかったことで
大きく売られた他、英国のEU離脱関連法案の可決には
不透明感が強いことで心理は悪化しました。

一方、ボーイングが買い戻され、業績の好調だったP&Gなどが
買われたことは市場を支えましたが、
方向感の欠ける展開であることに変わりはありません。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国の高官が中国の貿易摩擦をめぐって
ポジティブ発言をしたことを材料に買いが先行してスタートしました。
NEC(米国家経済会議)のクドロー委員長が、
12月に予定する中国製品への追加関税を取り下げる可能性について
発言した結果、投資家心理が改善しました。

上昇要因以外は決算発表前の様子見相場が続きましたが、
今回の業績発表で景気の底入れが確認できると
買いはさらに進むことになると予想されます。

海運や非鉄金属、ゴム製品など、景気敏感株が上昇、
陸運、医薬品、倉庫など、内需の一角にも買いが入りました。
一方、精密機器、情報・通信業が幅のある売りをみせました。

商いは4営業日ぶりに2兆円を超え、
東証1部の売買代金は概算で2兆1526億円、
売買高は11億8961万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1531、
値下がりは535、変わらずは89でした。

日経の日足は高値圏で持ち合いの領域に入っているのが
続きましたが、下ヒゲの長い短陽線を形成、
先高感の強さを見せつけました。

安値では22,500円割り込みましたが、
急激に下げ幅を縮小させて、
22,500円の上をしっかりキープして終わりました。

高値では10/18の高値が意識された結果、
そこまで届きませんでしたが
ここを抜け出したい意欲は依然強いままです。

逆に反対に抜けると、アイランドリバーサルを形成して
スピードのある調整を挟むことになるので、
注意が必要です。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

迷いの強い相場でした。
70円台の上昇でスタートした直後に急落、
下落幅は100円を超える場面もありましたが
また急速に切り返し、プラス圏に浮上して午前を終えた後は
午後も引けにかけて上昇幅を広げました。

材料が交差している分、明確に上!というわけには行きませんが、
底値固く、上昇を打診するという先週の予想通りには動いています。
さらにポジティブ材料を探すと、
TOPIXの上昇率が日経225より高いこと、
および売り込まれていたマザーズが1%を超える上昇で高値引け、
いずれも幅広い銘柄に資金が向かっていることを示しています。

一方、WeWorkの支援を検討すると伝わったソフトバンクは下落、
ファストリも午前高から一転して下落で終わるなど
大型・値嵩株に変調が見られるのは気になるところです。

半導体銘柄は米国の影響で変動性が高まっているので注意が必要、
一時的に売り込まれていた陸運は急激に切り返したので、
単位的には狙い目でしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,625.38 +76.48(0.34%)
ドル・円
108.34 – 108.35 -0.22(-0.20%)
ユーロ・円
120.47 – 120.51 -0.73(-0.60%)
ユーロ・ドル
1.1119 – 1.1122 -0.0045(-0.40%)
NYダウ工業株30種(ドル)
26,788.10 -39.54(-0.14%)
S&P500種
2,995.99 -10.73(-0.35%)
ナスダック
8,104.295 -58.692(-0.71%)

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