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2020年2月26日の日経概況

2020年2月26日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比179円22銭(0.79%)安の2万2426円19銭でした。
2019年10月以降、4ヶ月ぶりの安値を更新し続けました。
新型肺炎の影響が継続して懸念される米国市場が
2日連続で大幅な下落、2日で2,000ドルに迫る下げ幅でした。
これを受け日本市場は売りが先行してスタート、
300円を超える下げ幅まで進みましたが、
下値では押し目を拾う買いが入ってきて、下げ幅を縮小しました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】

米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比879ドル44セント(3.1%)安の2万7081ドル36セント、
ナスダック総合株価指数は4日続落して
前営業日比255.667ポイント(2.8%)安の8965.613で取引を終えました。

前日に引き続き、新型肺炎の拡散による
経済への影響が懸念され、
大きな売りが続きました。

1-3月業績への影響があると発表した
マスターカードが下落することで、同業種の
クレジットカード業界がつれ安に振れました。

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【日本市場の動向】

日本市場は下げながらも迷いの
強い動きを見せました。
朝方大きくさげて360円以上の下落幅を見せましたが、
下値では直近の大幅な下落を受けて
自律反発を狙う個人の買いが入ってきて
下げ幅を縮小しました。

キーエンス、ファナックなどの精密・部品系および
根笠株に売りが集中、
ソフトバンクに加え、西日本・東日本旅客鉄道などにも
厳しい売りが入りました。

日経の日足は長い下ヒゲを持つ短陽線を形成、
実体は前日の実体から離れるギャップが
2日連続で形成されました。

大きな下げを見せたものの、
安値では支えとして期待された
200日線付近で止まり、下げ止まりの様子をみせました。

高値と安値を切り下げる下げトレンドは継続していますが、
下ヒゲの長い本日の形は
短い自律反発の可能性を見せてくれました。

商いは連続して3兆円を超え、
東証1部の売買代金は概算で3兆96億円、
売買高は16億7717万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1464、
値上がりは620、変わらずは76銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

米国の下げ幅から考えると
日本の引けにかけての動きは希望を残すような
流れを作ってきたと言えます。

879ドル下落と2日で2,000ドルに迫る
下げ幅を見せつけた米国市場の流れを引き継ぎ
360円を超える下げ幅まで進む時は21,000円割れも?という
懸念まで出ましたが、
戻りは力強いものがあります。

力強さと行って、今すぐ戻るという解釈はしないでください。
自律反発が出るタイミングに来たので、
本日の引けではショート(空売り)側の買い戻しが入ることで
急速に下げ幅が縮小された経緯があります。

前日「明日は自律反発を含みつつ
不安定な動きが続くと予想されます。」と解説したのと同様、
明日は不安定な動きが続くことだと予想します。

本日よりは短期の戻りを狙う自律神経の買いが膨らむことで
上昇の可能性もあります。
戦略は前日に伝えたことから変更はなく
「戻りを試してからは週後半にかけて
再び下げることも考えられるので、
買いは急いで入れる必要はなく、
空売りをまだ保持して場合は利益を伸ばしていくことにしましょう。」
空売りは多くの銘柄が戻りを試す流れになったので、
買い戻しの注文をしっかり設定しておきましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,426.19    -179.22(-0.79%)
ドル・円
110.37 – 110.38 -0.34(-0.30%)
ユーロ・円
119.96 – 119.97 -0.20(-0.16%)
ユーロ・ドル
1.0868 – 1.0871 +0.0015(0.13%)
NYダウ工業株30種(ドル)
27,081.36    -879.44(-3.14%)
S&P500種
3,128.21    -97.68(-3.02%)
ナスダック
8,965.613    -255.667(-2.77%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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