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2020/05/01

2020年5月01日の日経概況

2020年5月01日の東京株式市場は大きく反落しました。
終値は前営業日比574円34銭(2.84%)安の1万9619円35銭でした。
経済指標の悪化と高値からの利益確定売りを背景に
下落した米国市場の流れ引き継ぎ、
日本市場も売りが先行してスタートしました。
節目の2万円を割り込んでのスタートから、一時は600円以上を下げ
節目を回復することなく今週の取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】

米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比288ドル14セント(1.2%)安の2万4345ドル72セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比25.16ポイント(0.3%)安の8889.55で取引を終えました。

前日まで上昇を続け、約1カ月半ぶりの高値を
記録したことから、利益確定の売りが
出やすいタイミングでした。

また、新規失業保険申請件数が市場予想の350万件を
超える383万9000件と、景気悪化が懸念される結果になったため
下げ要因になりましたが、
下げ幅は限定的な範囲でした。

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【日本市場の動向】

日本市場は外部環境の悪化と、
達成感による売りに押され、前日の上昇分を帳消ししました。
節目となる2万円を前日に超えたことや、
米国市場の下落を受けて、
始値から2万円を割り込んでスタート、
2万円を回復することなく節目を割り込んで終わりました。

新たな悪材料としてはトランプ氏が
中国に対する報復を示唆、
貿易摩擦の2ラウンドになりかねないとの懸念から
先物に売りが広がり、下げ幅は600円を超える場面もありました。

33業種すべてに売りが出たことでマイナスを記録、
海運、鉄鋼、運送用機器などの
景気敏感銘柄が大きく押されました。

日経の日足は短い下髭をもつ陰線を形成しました。
始値が19,990円で、節目の20,000円を
割り込んでスタートしました。

前日の終値から下放れしてスタート、
そのまま下がって陰線を形成することで、
下向けのキャップを作ったことになります。

前日は「明日は利益額が膨らむ可能性がありますので、
その点は念頭に入れて行動しましょう。」と解説、
予想した通り、売りが出ましたが、
休み前にポジションを整理する売りも入っていることから、
暴落を呼ぶような動きにはなっていません。

このまま下がると上向きになっている
25日線が支えになってトレンド転換するのかが
確認ポイントになります。

東証1部の売買代金は概算で2兆2980億円、
売買高は13億6465万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1807、
値上がりは324、変わらずは40銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

1週間終わってみると、この短い間にもこれだけの
材料が交差したのかと驚くことがたまにあります。
今週はある意味、前日と週末の本日が驚きの
動きではありましたが、2日合わせて帳消し。
来週にバトンを渡すことになりました。

ただ、来週は水曜日まで休みで、
休み明けに欧米の動きを消化することになります。
消化とはいうものの、
金曜日の8日には雇用統計の発表があり、
動きづらく、2日間の立ち合い日も様子見の相場で、
決算発表結果に揺れる週間になることが予想されます。

来週のような短期的な動きより気になるのは
そのあとの中・長期的な流れです。
日常に戻りつつある韓国、
4日から多くの経済活動が再開されるマレーシアなど
アジア各国が新型コロナウィルスの影響から
回復に向かう局面ですが、
日本はこれから1ヵ月延長と言う逆行。

大胆な休業補償を素早く実施する他国に比べて、
直接的にはまともな補償がなく、
多くのビジネスが消滅することが
明確になりつつある日本の現状を考えると、
東南アジアや内戦地に対して使っていた「カントリーリスク」とは
日本に対して使うべきではないかというところです。

5月の相場は、トランプ氏がどんな発言をするかによっても
(今までの傾向でみると、休みの間はほぼ間違い爆弾を投げます)
大きく揺れ動いてスタートしそうですが、
日本市場は5月から2番底に備える必要がありそうです。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
19,619.35 -574.34(-2.84%)
ドル・円
106.95 – 106.97 +0.36(0.33%)
ユーロ・円
117.21 – 117.23 +1.21(1.04%)
ユーロ・ドル
1.0957 – 1.0959 +0.0074(0.67%)
NYダウ工業株30種(ドル)
24,345.72 -288.14(-1.16%)
S&P500種
2,912.43 -27.08(-0.92%)
ナスダック
8,889.551 -25.159(-0.28%)

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