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2020/06/01

2020年6月1日の日経概況

2020年6月1日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比184円50銭(0.84%)高の2万2062円39銭でした。
米国市場は続落と小幅反発、まちまちな動きになりました。
トランプ氏の会見内容から対中制裁が予想したほどの内容ではなかったことや、
経済活動再開の期待が進み、日本市場は上昇しました。
過熱感が意識される位置まで進んできた相場、
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】

米国市場は小幅の続落と反発、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は小幅に続落して、
前営業日比17ドル53セント(0.1%)安の2万5383ドル11セント、
ナスダック総合株価指数は反発して
前営業日比120.88ポイント(1.3%)高の9489.87で取引を終えました。

中国の全人代(全国人民代表大会)で「香港国家安全法」を採択、
米国が制裁の検討に入ったことが投資家心理を悪化させ、
300ドル以上下げる場面が朝方はありました。

午後に入ってトランプ氏の会見では
1月の貿易協議を破棄するような内容が
盛り込まれてないことから、若干の安心感から
下げ幅を縮小させながら終わりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の午後に出た材料によって
支えられました。
トランプの会見内容が予想したほどの
厳しい内容ではないことが好感され、
下げる要因にはなりませんでした。

多くの業種が解除され、
経済活動の再開が広がり、景気の底入れが見えてきたことが
上昇の要因となりましたが、
上値は限定的な範囲で、上昇の銘柄数も逆の動きになりました。

株式市場の上昇に伴い証券、商品先物取引業が上昇率1位、
電気・ガス、情報・通信業が続きました。
一方、直近強い動きを見せていた
医薬品、保険、銀行などには利益確定がでました。

日経の日足は短い上下ヒゲを持つ短陽線を形成しました。
前日の高値と安値を切り上げて、
形での上昇が継続しました。

節目として意識される22,000円を、
終値で超えて終わりました。
高値では達成感から売りが出て、
短いヒゲを残しましたが、
大きく戻すことなく終わり、明日への希望を残す流れになりました。

22,000円を達成したことから
一回利益確定が出る可能性があるので
その動きにあまり慌てる必要はないでしょう。
ここからさらに上昇するなら
むしろ上昇は継続すると判断できます。

商いは2兆円台を確保しましたが、
値上がりは全体の約46%にとどまりました。
東証1部の売買代金は2兆3258億円、
売買高は12億168万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は998、
値下がりは1094、変わらずは78銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末は「(トランプ氏が)支持率をさらに回復させるために強硬な
姿勢で出るのか、注目が集まります。
発言内容によっては米国市場に少なからず影響が出て、
週明けの日本市場にも影響が出る可能性が高いでしょう。」と解説、

見事のその反対の内容になりました。
思ったほどの「爆弾」はなかったことで
米国市場が小幅の動きで、
日本市場は経済活動再開という国内材料も加わり、
上昇を継続しました。

25日移動平均乖離率が7.9%に達するなど
オシレーター系の指標は明らかに過熱感を出していますが、
すぐ下値を切り下げるような売りも出にくいでしょう。
今の上昇には売り方(ショートポジション)の買い戻しは入って、
踏み上げ的な要因も見られます。

22,000円の達成感から来る利益確定を明日あたりでこなすなら、
経済活動再開の雰囲気で市場の空気を入れ替えながら
上昇継続に向かって動き出すでしょう。

大型株に資金が回ってきたことも利益確定が近いので、
短期の利益を確定するのか、
押し目を我慢して次の上昇まで持っていくのか
意思決定を行う必要があります。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,062.39 +184.50(0.84%)
ドル・円
107.55 – 107.56 +0.35(0.32%)
ユーロ・円
119.82 – 119.84 +0.77(0.64%)
ユーロ・ドル
1.1140 – 1.1142 +0.0035(0.31%)
NYダウ工業株30種(ドル)
25,383.11 -17.53(-0.06%)
S&P500種
3,044.31 +14.58(0.48%)
ナスダック
9,489.873 +120.884(1.29%)

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