TOPICS

2020/06/09

2020年6月9日の日経概況

2020年6月9日の東京株式市場は7営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比87円07銭(0.38%)安の2万3091円03銭でした。
米国市場が続伸、特にナスダックは2月以降、3ヶ月ぶりに
史上最高値を更新しましたが、日本市場は利益確定の売りと、
円高傾向による売りが連勝記録を止めました。
資金の循環が見られる一方、個人の物色意欲は衰えてない中、
本日も最後までしっかりお読み下さい。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【米国市場の動向】

米国市場は上昇ました。
ダウ工業株30種平均は6日続伸して、
前営業日比461ドル46セント(1.7%)高の2万7572ドル44セント、
ナスダック総合株価指数も上昇して
前営業日比110.66ポイント(1.1%)高の9924.75で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は2月24日以来の高値記録を継続して更新、
ナスダック総合株価指数も2月19日以来の高値で、
終値ベースでも過去最高値(9817.18)を上回りました。

市場予想を大きく上回る雇用統計の結果が
引き続き好感され、米国経済の早期正常化への
期待が膨らみました。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日本市場の動向】

日本市場は大きくあげてきた直近の動きから
利益を確定する売りに押されました。
米国子市場は好調でしたが、
割安と見られていた日本市場への買いが進んできた結果、

過熱感が意識され始めて結果、
利益をとっておく動きにつながりました。
為替市場で一時107円台まで円高が進んだことも
市場を抑えましたが、

下値が崩れる展開にはならず、
まだ上昇の勢いが強いことを見せつける下げ幅でした。

海運、鉄鋼、自動車など直近買われた業種に売りが膨らみ、
円高傾向を受け、食料品、小売、不動産などの
内需系が物色されました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
陰のコマで、流れが変わる形で、
高値と安値は前日より切り下げて、
形しても形でも下がる動きでした。

前日は「(昨日までの流れと)逆に抜けると、
トレンドが変わるとも見られます。」と解説、
一度調整に入る準備をするように見えます。

ボリンジャーバンドの2σの中に入ってきたので、
スプラッシュは終了、
明日は下向けのキャップを開けながら
下落すると先日と本日の2日分がアイランドリバーサルとして残ります。

現在の価格は調整に入る売りが出てもおかしくないところなので、
もうちょっと押されても慌てる事はないでしょう。

東証1部の売買代金は2兆5070億円、
売買高は15億2158万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1219銘柄、
値上がりは853、変わらずは97銘柄でした。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

米国市場が大きく続伸して、
ナスダック指数は史上最高値を更新しました。
その中で日経がマイナスで取引を終えた事は
普段なら失望が広がる出来事ですが、

3週間で3000円を超える上昇幅を記録した
直近の強いトレンドから考えると、
むしろもうちょっと押してくれた方が
次の上昇につながるのではないかと思うほどです。

戦略銘柄に掲載している銘柄質にも変化が見られます。
含み益が大きくなっていた銘柄は
ほぼ利益確定の注文の値段まで押して、
この上昇に乗りきれてないなと思っていた銘柄は
逆にスプラッシュに入ることも起きました。

指数でみても同じ事が見られるので
ある意味わかりやすい流れです。
規模別には大型が最も売られる一方、
マザーズとジャスダックは上昇して終わっているので、
個人の物色意欲はまだ強く残っているでしょう。

上記の状況を踏まえると、
強いトレンドの中で1日だけ押し目を作りましたが、
トレンド転換も早くなる可能性を示唆しています。

利益確定ができたと油断するのではなく、
短いトレンド転換をしっかりとらえるように準備しておきましょう。
金属製品、精密機器に加え、化学、電気機器などに
注目してトレンド転換を待つのも良い戦略です。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【各市場の動き】
日経平均(円)
23,091.03 -87.07(-0.38%)
ドル・円
108.08 – 108.09 -1.40(-1.27%)
ユーロ・円
122.09 – 122.10 -1.62(-1.30%)
NYダウ工業株30種(ドル)
27,572.44 +461.46(1.70%)
S&P500種
3,232.39 +38.46(1.20%)
ナスダック
9,924.745 +110.664(1.12%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/