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2020/07/09

2020年7月9日の日経概況

2020年7月9日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比90円64銭(0.40%)高の2万2529円29銭でした。
方向感のない中、フィミマ、ソフトバンクなど
一部の銘柄に物色が集中する材料重視の相場となりました。
米国市場も上げ下げと、悩みの多い中、
日本市場はファーストリテイリングの通期見通し下方修正が
どのように織り込まれるかが注目されます。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比177ドル10セント(0.7%)高の2万6067ドル28セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比148.61ポイント(1.4%)高の1万0492.50で取引を終えました。

新型コロナウィルスの感染者数拡大、
景気拡大に対する期待が交差する
相場が継続しました。

方向感を持たずに、終始先日の終値を挟んでの動きを
続けましたが、引けにかけて買いが集中、
3桁の上昇で取引を終えました。

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【日本市場の動向】

日本市場は一部銘柄が物色される
方向感のない相場を続けました。
伊藤忠が買収を通じて、完全子会社化発表した
ファミマに買いが集中するほか、
ソフトバンクも上昇、100円以上を両株が引き上げる格好でした。

米国でハイテク関連銘柄に買いが入ったことを受け、
IT、半導体関連に買いが進み、
キーエンス、ファナックなどの精密機器も物色されました。

日経の日足は長い上ヒゲを持つ陽線で、
「上陰陽線」を形成しました。
前日同様、上ヒゲが長く、上に行こうとするけど、
下方への圧力がかかっている形です。

終値で25日移動平均線を越えてきたのは
注目できるポイントですが、
実体がまたがっているので節目を超えて
上昇したとは言えない形です。

明日も上昇する場合は、
直近の高値抜きにもう一度挑戦しますが、
投資家が気にしているのはその高値が
抵抗になるのではないかと言うことです。

高値のレジスタンスがボリンジャーバンドの
+1σ付近にあるので、高値と+1σ、
2つの抵抗が存在することになります。

ぶつかってもう一度下がってきても
驚くことではないので落ち着いて対処しましょう。

東証1部の売買代金はで2兆2220億円、
売買高は11億7582万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は594、
値下がりは1496、変わらずは81でした。
反発はしたものの、1,500近くが下落しました。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日に引き続き、方向感の定まらない動きでした。
240円の上昇幅で、これで上値抵抗線を
突破するかの期待ももたれましたが、

それほど強力な材料は存在せず、
午後に入って東京都の新型コロナ感染者数が
220人以上と過去最多となったことが
伝わると、急速に上昇幅を縮小させました。

それでも25日線、22500円を守ったので、
よく守ったと言えるレベルでしょう。
決算発表を控えていることも一方的にポジションを
持つことを防いでいます。

明日の材料になりそうなのは引け後に発表された
ファーストリテイリングが通期の見通しを下方修正したこと。
マイナス材料であることに間違いはありませんが、
市場に大きくネガティブに働くかは
慎重に考える必要がありそうです。

このご時世で、減益見通しを発表するのは
そこまでのサプライズでもないし、
6月の月次販売動向が前年同月比26%増、
4カ月ぶりにプラスに浮上したことを考慮すると
市場への影響は限定的な範囲になるのではないかと予想します。

もちろん、材料一つ一つに敏感に反応する
現状を考えると、やはりダメ!という反応もありえるでしょう。
方向感のない中で、
ニトリ、任天堂など「コロナ耐性」ができている銘柄群は
耐えていることから、継続して注目する価値はあるでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,529.29 +90.64(0.40%)
ドル・円
107.26 – 107.27 -0.21(-0.19%)
ユーロ・円
121.54 – 121.56 +0.23(0.18%)
ユーロ・ドル
1.1330 – 1.1332 +0.0042(0.37%)
NYダウ工業株30種(ドル)
26,067.28 +177.10(0.68%)
S&P500種
3,169.94 +24.62(0.78%)
ナスダック
10,492.500 +148.611(1.43%)

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