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2020/07/30

2020年7月30日の日経概況

2020年7月30日の東京株式市場は5営業日続落しました。
終値は前営業日比57円88銭(0.26%)安の2万2339円23銭でした。
米国市場はFOMCの結果を反映して、金融緩和の長期化を期待した
買いが進みましたが、日本市場はその効果を生かし切ることができませんでした。
朝方は買いが先行したものの、東京都の感染者数拡大など、
懸念事項の影響力が強く、5ヶ月ぶりの5連敗で終わりました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比160ドル29セント(0.6%)高の2万6539ドル57セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比140.85ポイント(1.4%)高の1万0542.94で取引を終えました。

注目を集めていたFOMCで
金融政策の大枠での維持が決定され、
パウエル議長の記者会見も金融緩和の長期化と解釈され、
投資家には株式の買い安心感が広がりました。

ハイテク銘柄が買われる一方、
ボーイングが大きく売られるなど、市場には材料が混在し、
積極的に上値を追っていく動きにはなりませんでした。

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【日本市場の動向】

日本市場は5ヶ月ぶりの5営業日続落を記録しましたが、
下げ幅は限定的でした。
米国市場の上昇を受け、朝方は買いが先行、
上げ幅を3桁に広げる場面もありました。

米国市場の材料の次第に薄まると、
東京都の感染者数が360人超えと、
最多を記録するなど新型コロナの懸念は
市場を押し下げ、上昇幅をすべて返上して5営業日
続落で取引を終えました。

精密機器、情報・通信、輸送用機器、証券の
4業種のみが上昇、
空運、陸運業は継続して厳しく売られ、
鉱業、電気・ガスも幅のある下げ、
銀行業、その他金融業などの金融関連にも売りが広がりました。

日経の日足は前日同様、上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
高値と安値は前日より切り下げて
形でも下げとなる流れが続きました。

下向けのキャップを開けた前日の動きから、
下げの勢いは鈍りましたが、
25日線を割り込んでいるのが懸念材料です。

心理的に崩れる最初のポイントは7/10の安値、
その後は6/29の安値と22,000円のライン、
その前に切り返すのかが確認ポイントです。

東証1部の売買代金は2兆2659億円、
売買高は13億42万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1321銘柄、
値上がりは769、変わらずは81銘柄でした。
下げ幅は小さかったものの、値下がりが6割を占めました。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

相場の動きを指す言葉に「ダマシ」というのがあります。
7月15日から21日にかけて
直近の持ち上げよう上離れしたように見せましたが、
結局は元の持ち合いの中に戻ってくるようなことを指す言葉です。

このときの特徴は、下の持ち合いの中で
下げが早くなると言うことです。
7/28から本日にかけての動きをみるとそんな傾向が見られます。

テクニカル分析で触れたように、
この下げが持ち合いの下の辺で止まるようだったら、
コロナバブルとまで言われていた
強気相場に戻る事は割と容易と考えられますが、
それを下に抜くと、さらに下げが加速する可能性が出てきます。

第2波が現実味を浴びつつある現状と
企業の決算結果が思った以上に深刻かも、という雰囲気が
広がり始まる現状を踏まえると
そのシナリオも視野に入れておく必要があります。

メルマガで空売りの銘柄を複数上げていますが、
値動きの軽い銘柄でいくつかさらに選別するのもよいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,339.23 -57.88(-0.26%)
ドル・円
105.10 – 105.12 +0.29(0.27%)
ユーロ・円
123.35 – 123.40 +0.10(0.08%)
ユーロ・ドル
1.1736 – 1.1740 -0.0023(-0.19%)
NYダウ工業株30種(ドル)
6,539.57 +160.29(0.60%)
S&P500種
3,258.44 +40.00(1.24%)
ナスダック
10,542.943 +140.851(1.35%)

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