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2020/09/10

2020年9月10日の日経概況

2020年9月10日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比202円93銭(0.88%)高の2万3235円47銭でした。
ハイテク銘柄が反発したことを材料に米国市場が上昇、
日本市場も買いが先行してスタート、上昇幅を広げる場面もありましたが、
短期の利益確定が出ることで上げ幅を縮小させながら終わりました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は4営業日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して、
前営業日比439ドル58セント(1.6%)高の2万7940ドル47セント、
ナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反発して
前営業日比293.87ポイント(2.7%)高の1万1141.56で取引を終えました。

最高値からの下落率が10%に達し、
調整が進んだと受け止められた
ハイテク部門に押し目買いが入ったことが背景にあります。

ファイザーが開発中のコロナワクチンの治験で、
10月にも当局に審査を申請する可能性について言及されたこと、
前日は悪材料となった
アストラゼネカが来週にも治験を再開させると
伝わったことなども市場を支えました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が反発したこと、
為替レートが安定してきたことなど、
ほとんど外部要因によって押し上げられました。

買いが先行してスタートした後は
上昇幅を伸ばすことができず、
目先の短期的な利益確定を急ぐ動きで
上値が抑えられました。

33業種全が上昇、特に
アナリストの投資判断引き上げが相次いでいる
海運業が6.85%の大幅上昇となりました。

ガラス、ゴム製品、非鉄金属など素材系は反発高、
保険、その他金融業など金融の一角も
上昇幅を伸ばしました。

日経の日足は下ひげを持つ短陽線を形成しました。
前日の終値より上放れしてスタート、
そのまま上昇して終わったので
上向きのギャップを形成しました。

高値ではボリンジャーバンドの+1σに抑えられ、
安値では25日移動平均線に届く前に
上に切り替えしました。

直近の5営業日の動きで判断すると
持ち合いの範囲の中、
安定した動きが見られない神経質な相場が継続しています。

ボリンジャーバンドはさらに狭くなったので
上か、下に向かって爆発する
エネルギーを貯めている状態です。

東証1部の売買代金は概算で2兆1663億円、
売買高は11億5119万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1523、
値下がりは562、変わらずは87銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

主要なイベントが相次いで予定されている中で、
活発な商いとともに反発したと言うのは
意味のある動きでしょう。

もちろん前日の下げ幅をカバーするほどには至りませんでしたが、
下値がしっかり支えられているというのが
確認されたことはポジティブに捉えてよいでしょう。

大体の指数が上昇する中で、
午後に入ってマザーズが失速して
唯一の下落になった事は気になるポイントではあります。

ただし直近好調だったマザーズから
主力銘柄に資金がシフトする
循環物色の一環だと考えると、
悲観するような材料ではないと判断できます。

今晩は欧州でECB理事会、
来週入ってから15日~16日の予定でFOMC、
16日~17日が日銀金融政策決定会合など、
主要先進国の中銀イベントが目白押し。

FOMCの動向次第では、日本市場は次の飛躍に
つながることも期待できるので、
押し目を作った銘柄に関しては、
今のうちにチェックしておくのがよいでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,235.47 +202.93(0.88%)
ドル・円
106.02 – 106.03 +0.09(0.08%)
ユーロ・円
125.48 – 125.50 +0.76(0.60%)
ユーロ・ドル
1.1834 – 1.1836 +0.0060(0.50%)
NYダウ工業株30種(ドル)
27,940.47 +439.58(1.59%)
S&P500種
3,398.96 +67.12(2.01%)
ナスダック
11,141.564 +293.874(2.70%)

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