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2020/09/11

2020年9月11日の日経概況

2020年9月11日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比171円02銭(0.74%)高の2万3406円49銭でした。
2日連続で3桁の上昇幅を記録、本日の高値圏で取引を終えました。
米国市場の反落で売り先行スタートとなりましたが、
景気回復への期待から買いに転換、力強さを残しながら今週の取引を終えました。
注目イベントが並ぶ来週前半は様子見が予想されますが、
後半からの活発化に注目してください。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比405ドル89セント(1.5%)安の2万7534ドル58セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比221.97ポイント(2.0%)安の1万0919.59で取引を終えました。

米国市場の変動性が高まってきました。
朝方はGAFAMが強い動きで上昇しましたが、
午後に入ると一転、
利益確定の売りが広がることで2日連続で
400ドル以上の変動幅を記録しました。

共和党が提案した5000億ドル規模の経済対策案が否認される
見通しとなったことも市場の売り材料になり、
前日の反発幅を返上しました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の大幅な反落を材料に
売りが先行してスタートしました。
新型コロナ関連で東京都が警戒レベルを1段階引き下げたこと、

飲食店の営業時間を延ばしたことなどを背景に
景気回復への期待から上昇に転じてから
本日の高値付近で引けました。

海運業が連日の大暴れで上昇率1位、
コロナの影響で大きく押されていた陸運業が上昇率3位など
コロナで押さえ込まれていたセクターへの
物色が進みました。

一方、非鉄金属、鉄鋼、自動車関連など
景気敏感セクターは売り込まれました。

日経の日足は前日の日足を包み込み、
高値は切り上げ、安値は切り下げて
大きく上昇しているように見えながら
テクニカル上では持ち合いになりました。

25日移動平均線付近からスタートして、
最後にはボリンジャーバンドの+1σまで力強く抜けてきました。
持ち合いの形ではありますが、
本日の高値付近で終わることで
来週への希望を持たせる終わり方でした。

SQ算出に伴う売買で商いは増加、
東証1部の売買代金は概算で2兆5640億円、
売買高は12億9776万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1601、
値下がりは480銘柄、変わらずは92銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日解説した通り、今週末から来週にかけては
「中央銀行祭り」と言っていいほど
イベントが並んでいます。

第1段となったECB理事会では大きな波乱はなく、
金融政策の現状維持を決定。
ポジティブ材料は新しい経済見通しで、
2020年の成長率をマイナス8.7%からマイナス8%に
上方修正しました。

マイナス8%と大きく落ち込むことに変わりはありませんが、
ポジティブ材料を渇望している市場にとっては
わずかな上昇修正でも十分反応を示します。

15-16は米国のFOMC,
16-17は日銀金融政策決定会合、
16日パウエルFRB議長会見、17日の黒田日銀総裁会見まで
火曜日から木曜直前まで様子見が広がる相場となる見通しです。

ECBと合わせるように無難にFOMCが通過するか、
追加の緩和策が出ることによって市場がポジティブに
反応する場合は、木曜日以降の日本市場も活気付くので
FOMCと米国市場の動向からは目が離せません。

市場が上放れする場合は、精密機器、半導体関連など
直近押されたり変動の激しかった業種には押し目買い、
トレンドが明確になると下げの銘柄はより鮮明に
下げる傾向もあるので、割高感の出ている銘柄には
空売りのチャンス待ち相場になります。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,406.49 +171.02(0.74%)
ドル・円
106.22 – 106.24 +0.17(0.16%)
ユーロ・円
125.72 – 125.74 +0.39(0.31%)
ユーロ・ドル
1.1834 – 1.1836 +0.0016(0.13%)
NYダウ工業株30種(ドル)
27,534.58 -405.89(-1.45%)
S&P500種
3,339.19 -59.77(-1.75%)
ナスダック
10,919.593 -221.971(-1.99%)

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