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2021年1月18の日経概況

2021年1月18の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比276円97銭(0.97%)安の2万8242円21銭でした。
追加経済対策が明らかになり、材料出尽くし感が強い米国市場が続落、
日本市場も売りが先行してスタートしました。
悪材料というより、利益確定が優先される売りなので、
悲観的になるような内容ではありません。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日続落して、
前営業日比177ドル26セント(0.6%)安の3万0814ドル26セント、
ナスダック総合株価指数は2営業日続落して
前営業日比114.136ポイント(0.9%)安の1万2998.502で取引を終えました。

追加経済対策の内容がすでに
折込済みとの見方が強く、
それを反映して上昇してきた今までの動きから、
利益確定の売りが進みました。

午前中の下げ幅は370ドルを超える場面もありましたが、
長期的には経済対策で景気が上向くとの期待で
売りが一巡すると押し目買いが入り、
下げ幅を縮小させながら取引を終えました。

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【日本市場の動向】

日本市場は利益確定の売りが進みました。
先週末の米国市場が軟調だったことを受け
売りが先行してスタートし、
下げ幅を拡大させましたが、

下値を売り込まれる動きは見られず、
押し目を拾う買いが進み、
始値付近に戻って終わる拮抗ぶりでした。

電気・ガス、精密機器の2業種のみが上昇、
31業種が下げました。
特に海運、鉄鋼、ガラスなどの景気敏感銘柄が売られ、
保険、証券などの金融の一角も厳しい動きとなりました。

日経の日足は上下ヒゲを持ち、実体のない十字架を形成しました。
先週末の終値から下放れしてスタート、
そのまま下がる下向きのギャップを開けました。

ギャップの形は少しショックが
あるかもしれませんが、
チャートの形としては崩れていません。

先週末解説した通り、
1次的に支えられる価格を下に抜けたので、
次のサポート線27980円付近で支えられて
トレンド転換するのかを確認します。

27,666-70円付近を割らなければ
上昇トレンドは継続です。

東証1部の売買代金は概算で1兆9320億円、
売買高は9億854万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1195、
値上がりは888、変わらずは106銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末に続いてマザーズが続伸、
規模別にみると、大>中>小の順番で
下落率が大きい、
つまり個人投資家が売買しやすい部門が
物色されています。個人の投資意欲はまだ強いとみていいでしょう。

225指数だけをみると、厳しい動きではありますが、
まだ物色の余地は残っており、
場合によっては、押し目買いだけでも
幅のある利益を狙うこともできるでしょう。

今年の注目業種で伝えてきた
半導体、半導体製造装置関連は引き続き強気、
再生エネルギー、電気自動車関連も動きが活発で、
継続してフォローします。

調整が進んでいたREITも本日から
息を吹き返すそぶりをみせたので、
もう一つの注目分野としていいです。

さらに、先週末「鉄鋼、非鉄金属など金属系は
上昇を強めてきた動きから、
利益確定の売りで調整に入ったので、
来週中に調整が終わってトレンド転換する場合は押し目買いのチャンス。」と解説、
本日も鉄鋼、非鉄金属は下げ続けているので
こちらも近いうちにチャンス業種に変わる時、注目しましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,242.21 -276.97(-0.97%)
ドル・円
103.77 – 103.78 +0.08(0.07%)
ユーロ・円
125.30 – 125.32 -0.52(-0.41%)
ユーロ・ドル
1.2073 – 1.2076 -0.0061(-0.50%)
NYダウ工業株30種(ドル)
30,814.26 -177.26(-0.57%)
S&P500種
3,768.25 -27.29(-0.71%)
ナスダック
12,998.502 -114.136(-0.87%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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