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2015年5月25日日経概況

2015年5月25日の

東京株式市場は7日続伸しました。

終値は前週末比149円36銭(0.74%)高の2万0413円77銭でした。

2000年4月14日以来、

約15年1カ月ぶりの高値更新を連日で続けています。

 

7日続伸は昨年2014年11月28日~12月8日以来です。

エレン議長の発言を背景に米国の利上げが意識され、

ドル高・円安が進んだことを受け、

輸出関連株を中心に幅広く買いが広がりました。

 

先週末の米国市場は下落しました。

ダウ工業株30種平均は下落、

終値は前日比53ドル72セント(0.3%)安の1万8232ドル02セント、

ナスダック総合指数も3日ぶりに反落して

前日比1.432ポイント(0.0%)安の5089.362で取引を終えました。

 

4月の CPI(米消費者物価指数)が前月から上昇したこと、

イエレンFRB議長が年内のある時点で利上げを始めることが適切だと

発言したことなどを踏まえ、

利上げが意識されることで売りが広がりました。

しかし、影響は限定的でした。

 

日本市場は連日の上昇で高値が意識される中、

為替相場で進む円安を材料に買いが先行しました。

午後2時過ぎに起きた地震の影響で急速に冷え込む場面もありましたが、

影響が限定的であることが知られると、

すぐ引き戻しました。

 

7日間に及び大幅上昇によって日経は高値警戒感が広がりやすい

状況になってきています。

大型には高値を演出する銘柄が広がる中、

出遅れている中小型への物色にシフトしてもいい時期ではないでしょうか。

しかし、明確な転換サインは出てないので、

保有して利益が発生している銘柄に関しては

静かに追いかけていていいでしょう。

 

テクニカル的にみると、ギャップ開けの陽線を形成、

ボリンジャーバンドは上向き、

2σを押し上げながらに上昇しています。

トレンドに乗っているサインなので、

保有している銘柄、または日経225を保有している場合は

勢いがなくなるサインが出るまでは利益を伸ばしていく

戦略でいいでしょう。

 

しかし、本日は米国市場が休場であるため、

様子見ムードが強く、やや中身にかける上昇であるという

感じを否めません。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆1467億円と、

約1カ月ぶりの低水準、

東証1部の売買高は20億5248万株でした。

東証1部の値上がり銘柄数は1073、

値下がり銘柄数は656、変わらずは155でした。

 

見やすく大きいチャートは添付のチャートを参照してください。

http://www.tbladvisory.com/topics/20150525nikkei/

 

■各市場の動き

日経:                         20,413.77        +149.36           +0.74%

NYダウ(ドル):         18,232.02        -53.72              -0.29%

ドル(円):                   121.58-60        +0.86円安       +0.71%

20150525Nikkei

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